フェイクニュース、ゴシップニュースの見分け方

どうも、さわ(@sawa12mskdr)です。
インターネットが生活に欠かせなくなった現代。情報過多と言えるほど、日々たくさんの情報に触れる時代になりました。
その山のような情報の中には、
- 正しい情報
- 意図せずして間違ってしまった情報
- 悪意を持って間違いを発している情報(フェイクニュース)
- ゴシップ(うわさ話)
- 個人的見解や感想
などがあります。
その中から、「正しい情報」や「自分にとって必要な情報」を見つけ出すのは、実はとても難しくなってきているのです。
そこで今回は、ネットニュースにおいて「この情報はどの種類に当てはまるのか?」ということを、見分けやすくするために、知っておいてほしいことをご紹介します。
エンタメ系のゴシップ記事については、以前に記事を書いていますので、そちらも合わせてどうぞ。
同志であるジャニオタさんに向けて書いた記事ではありますが、推しがいる全ての人に読んでいただきたい記事です。

ネットメディアの種類
ニュースの真偽を判断するにあたり、まずは「ネットメディア」と呼ばれるものにはどのような種類があるのかをご紹介。
これを意識しておくと、判断にかなり役立ちますよ!!また、ネット上でのニュースがどのようにして作られていくかを知ることもできます。
一次メディア
webサイトの運営元に編集部が存在するメディア。
分かりやすくいうと、そのwebサイトの運営自身が記事を書いて発信しているメディアです。
この一次メディア、現代のネット社会においてとにかく数が多い。星の数ほどあるんじゃないかというくらい。
また記事の作成方針も、自らの取材に基づいて作成するメディアから、いわゆる「こたつ記事」と呼ばれる、ネットに転がっている情報を裏付けを取らずに利用して記事を作るメディアまで、玉石混交です。
総合ニュースサイト
総合ニュースサイトは、そのサイト自身が記事を書いているわけではありません。
上に書いた一次メディアと提携し、ニュースの提供を受けて配信しています。
なので、記事に必ず配信元のクレジットが入っています。
また、総合ニュースサイトではニュースの提供元一覧ページがあります。
例えば、総合ニュースサイト大手livedoor NEWSの場合はこちら。

総合ニュースサイトは、多種多様な一次メディアのニュースを1つのサイトで見ることができる「ニュースのデパート」なのです。
まとめサイト
まとめサイトは、文字通り「いろんなニュースをまとめた」サイトです。
サイト名が「〇〇まとめ」や「〇〇速報」(某巨大掲示板系)なのは、だいたいまとめサイト。
これらは、ある話題について真偽の確認をせず、キーワードを拾って機械的にまとめていることが多いため、信ぴょう性に欠けます。
また、特定の思想や考え方に寄っている、ある種のコミュニティ的な役割を持っているサイトもあり、「情報の正確性」を判断するには不向きです。
「ある話について、ネットの中ではこんな風に盛り上がってるのかー」という、雰囲気を感じるのには良いかもしれません。(あくまで「ネットの中では」であり、社会全体がそう考えている、と思い込まないように注意が必要です)
SNS,口コミ,個人ブログetc
SNSや口コミ、個人ブログ等はそれ自体「メディア」と呼ぶには弱いですが、ニュースを生み出す「情報源」として今や欠かせない存在になっている旨、ここに記しておきます。
ネットメディアの話から少し逸れますが、マスメディア最大手のテレビですら、「〇〇がTwitterで話題に!!」的なテーマが格段に増えましたよね。
視聴者提供の動画や写真も、Twitterやインスタ発信のものがかなり増えました。
災害などにおける「現場」の情報を、ネットからマスメディアに広く発信できるのは良いことだと思いますが…
バズったツイートにマスメディアのアカウントから「利用させてください」リプライが連なってると、個人的にはげんなりします…マスメディアの取材能力を疑ってしまう…
このニュースは事実?嘘?判断のコツ
さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題。
日々飛び交う膨大な量のニュース、事実か嘘かを見分けるために、最低限心得ておきたいことをご紹介します。
正直、どんなに注意していてもフェイクニュースに引っかかる時は引っかかるのですが…「判断基準」を持つだけで、引っかかる確率は確実に下げられると思います。
ニュースの発信元を確認する
気になるニュースを見かけた時は、まずどのメディアが発信しているものかを確認しましょう。
Yahoo!ニュース等の総合ニュースサイトの場合は、必ず一次メディアのクレジットが入っているので、それを確認します。
ニュースの発信元が、普段聞いたことのないサイト名の場合は信ぴょう性を入念に確認する必要があります。
まとめサイトの場合は、必ず一次メディアで同じニュースを取り扱っているかどうかを確認しましょう。
ニュースサイトの運営者情報を確認する
「このニュースサイト、聞いたことないな?」と思ったら、必ず「運営者情報」を確認しましょう。
ニュースの質を問わず、ただアクセス数を稼ぎたいだけ=広告収入を得たいだけのサイトの場合、運営者情報の記載が無いことが多いです。
つまり、誰が書いているか分からないので、信用できません。
また、運営者情報が載っていたとしても、その運営者(個人または会社)が信頼できるかどうか確認しましょう。
当ブログの場合は、「プロフィール」が一応運営者情報です。メディアじゃないけど。
複数のメディアで取り扱っている話題かどうかをチェックする
気になるニュースについて、複数のメディアで取り扱っているかどうかを確認しましょう。
そして、事実として述べている部分は、「同じことが書いてあるか」を合わせて確認する必要があります。
たまに、【独自】【独占】などのタイトルが付いた記事もありますが、その場合はフライング記事(公式発表予定があるが、発表前の情報)や、ゴシップ記事のことがあるので、やはり他の情報源も合わせてチェックすることが重要です。
どんなに信頼している情報源でも鵜呑みにせず、確認を取るクセをつける
いくら信頼性の高いメディアからの情報であっても、「このメディアが言っていることだから間違いない!」と、自分の頭で考えることなく無条件に信じてしまうのは危険なこと。
現代の情報リテラシーでは、複数の情報を見比べたり、公式の情報を探したりして、自分の中で「これは信頼できる」「これは事実である」と考えられる力が求められます。
インパクトのあるタイトルや内容に踊らされない
ただアクセス数を稼ぎたいだけのメディアほど、衝撃的なタイトルで興味を引こうとします。
クリックさせて、自分のサイトに来てもらい、ネット広告収入を稼ぎたいのがその理由。
なので、反射的に「え!?」と思ったタイトルには注意しましょう。
もうひとつ気をつけたいのが、もっともらしいデマ。
代表的な例だと、熊本地震の際に流れた「ライオンが動物園から逃げ出した」というもの。
直近だと、「トイレットペーパー等の紙製品が生産できなくなる」ですかね。
どちらも、緊急性が高かったり自分の生活に関わる大きな問題として、「情報を拡散しなきゃ!!」と思って拡散された結果、無用の混乱を引き起こしました。
本当なら大変なことだ!と思える情報ほど、「そもそも本当なんだろうか?」と確認する習慣をつけましょう。
一度デマが広がってしまうと、その後訂正する方が大変なのは、皆さんご存知の通りです。(2020/03/13現在、未だトイレットペーパー買えないんですけどTOKYO…)
おわりに
正直、情報を信頼する判断基準は人それぞれだと思います。
1番怖いのは、
「流れてきた情報をそのまま鵜呑みにし、それを安易に拡散してしまうこと」
なんです。
嘘か本当か分からないことを、自分で考えることをせず信じ込み、リツイートボタン、シェアボタン1つで発信してしまう。
SNSの普及で、自分が手軽に情報を拡散できるようになった時代だからこそ、「その情報は信頼できるものなのか」を自分の頭で考えなければなりません。
この記事が、自分なりの判断基準を作るための、1つのヒントになれば幸いです。
